お客様の求める外観を実現するために、社内外さまざまな人と調整を繰り返し、形にする。

私の所属する設計部では、自動車部品の3Dデータや図面を作成する仕事をしています。自動車メーカーのデザイナーが考えた外観をどのようにしたら実際の製品にできるのか。お客様の要望に応えつつ、製品の軽量化や工場での生産性などを考慮し、具体的に製品をつくることができる状態にしていくといった業務になります。
自動車メーカーのデザイナーや設計担当、社内の営業、品質、製造などのさまざまな部門の人と何度も話合いながら、製品間の合わせや車体に取り付けるための構造等を決定していきます。
目下の課題は、「伝える力」を身につけること。多くの人と関わる業務のため、自分の伝えたいことがきちんと伝わるよう、相手の立場に立って、分かりやすく話をするよう心がけています。

「カッコイイ!」が入社の理由
仕事を通して改めて知る、モノづくりの面白さ

就職活動では、興味のあった自動車部品の会社を複数受けていました。
会社説明会でサカエ理研工業の手掛ける外装部品を見て「カッコいい!」と思ったのが入社の1番の理由です。
学生時代にインターンで、ある会社の工場で働いたのですが、そこでの経験から、毎日同じ作業を繰り返すよりも、日々変化のある仕事の方が自分には向いていると考え、以前からやってみたいと思っていた設計職を希望していました。
入社後、実際に設計業務に携わってみて、画面の中のモノが、どんどん形になっていく面白さを知り、モノづくりの醍醐味を実感しています。

「これしかない!」設計できた時の達成感。
自分が携わった製品を街中で見かけた時の喜び。

入社1年目の時、上司から「設計は、ただ座ってパソコンとにらめっこしているだけでなく、色んなものを実際に見て、聞いて、そういった経験の基、更によくすることを常に考えるのが仕事だ」と教わりました。
私も最初のうちは分からないことばかりで、すぐ先輩に聞いたりしていましたが、3年目くらいからは、分からないことを聞く前に、まず自分なりの回答を導き出してからそれが合っているかを聞く、といった感じで考える癖をつけるようにしてきました。
5年目となった今ではさまざまなことを任せてもらえるようになってきたのですが、その中でも、限られたスペース内で、どのような形状だったら成り立つかを検討し、「これしかない!」といった設計ができた時の達成感。そして何より、自分が携わった製品を街中で見かけた時は、この仕事をやっている喜びを感じられる瞬間です。

仕事の学びは、入社後が本番!
文系・理系関係なく、興味があったらチャレンジを。

学生時代、機械工学科だったこともあり設計について学んではいたのですが、会社に入ってから行う設計というのは、使用するCADや考え方そのものが新しいものばかりでした。そのため私自身、入社後1、2年は毎日のように新しいことを学んでいきながら、できることを少しずつ増やしていった感じでした。そういった一から学んでいく環境のため、サカエ理研工業の『設計』は、文系・理系関係なくチャレンジできると思います。自分の先入観で選択肢を狭めることなく、興味があればぜひチャレンジしてみてください。